アマチュアオーケストラ団体「Orchestra"mimosa"」の公式ブログです。
団長に無茶振りされて、このたび開設致しました。
オーケストラと関係あったり無かったりですがお好きにご覧ください。

取り掛かるまでが長い

2年ぶりにこんにちは。

そろそろ叱る人もいなくなりましたが、ページが残ってる以上活用せにゃならんということで文章書きました。団指揮のおいです。

この2年の間、情勢がもうガラっと変わってしまって、もはや大変さに慣れっこになっちゃった方、多いんじゃないでしょうか?withコロナなんて言葉もありましたが、制約あるなかで最大限のことを愚直にやるしかないんだなあって日々思います。
おかげさまで幸いなことに、当団Orchestra "mimosa"は演奏会を中止することも無く、集団感染にも見舞われることも無く、むしろ団員パワーは増し増しでやって来られました。3rd、4th Conertも好演で終われました。関係各者、そして聴きに来てくださった方、本当にありがとうございます。

5th Concertも既に内容固まってますので、先んじてお伝えしておきましょう。

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Orchestra “mimosa” 5th Concert
2023年2月19日(日) 昼公演
所沢文化センターミューズ アークホール

チャイコフスキー/交響曲第5番
ムソルグスキー/交響詩「禿山の一夜」
プロコフィエフ/バレエ組曲「シンデレラ」より

指揮:喜古恵理香

公式HP:https://orchmimosahp.wixsite.com/mimosa

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さて宣伝を挟んで最低限の役割は果たしたところで、無駄に自分語りをしましょうか。
私が正式に団指揮として活動しているのはミモザだけになるのですが、別団体でも「前振りしてみない?」と軽く言われ、マーラーの9番とシュトラウスの「マクベス」を振ることになりました。
マーラーを前振りするのは、5年ほど前に演奏した1番「巨人」以来ですね。mimosa古参メンバーの何割かが乗っていた演奏会です。当時はマーラー特有のハーモニーやリズム感におっかなびっくりでしたが、今触れてみるとまあまあ自然に身体へ入れられる気がします。これが成長か。そういうことにしておこう。

 

指揮のためにオケの曲を勉強、というと色んなやり方があるかと思いますが、私はとにかくマーカーで色塗る戦法でやってます。
テンポ変化や拍子の変わり目など指揮棒の振り方に関わる箇所は緑色、メロディ等の目立つパートや盛り上がりの頂点は黄色、のようにマーカーの役割を自分の中で決めて、音源聴きながら塗ったり書いたりします。これを違う音源で最低3周する感じ。
特に色んな音源を聴いてると、楽譜上では指示が無いところでテンポ変化させてるところが結構あります。そういうところには一旦シャーペンで軽くメモしておいて、次回以降の音源周回で確認、複数音源で同じ表現をしてた場合には「通例としてやりがちな指示」として色つきの記号で書き込んでます。自分でそうするかは別として、一般的な解釈は押さえておいた方がいいということですね。4/4拍子をin8で振るとか、そういった棒振りのコツ的なところも動画で確認します。良い時代だあ。

目立つパートの色塗りについても、「明らかな主題」の他に「特に目立たせて演奏されるパート」「入りの合図を出した方が良い場所」「個人的に"ここすき"ポイント」等々に塗ってます。マーカーの在庫があればそれぞれ違う色で区別したりします。究極な話、譜面に書いてある音を覚えちゃえば良いだけではあるんですが、そこまで記憶力には自信が無いためバンバン塗ります。むしろ色塗ってるところさえ追えば、曲の脳内再生が最低限できるレベルで塗り塗り。

それとマーラーの場合はドイツ語の演奏指示があるため、別途調べて書き込みます。ネットで探せばマーラーの楽曲ごとのドイツ語指示をまとめた資料なんかもあるのですが、完全には信用できないため、一応自分で辞書引いて調べてます。大学で履修したドイツ語(第1外国語)が活きる数少ない機会。自慢したいけど微妙に自慢しにくいのでここでします。しました。


気になったところは取りあえず印つけるとか、用途によって色を塗り分けるとかいうのは、ピアノ習ってた小学校時代からやってました。元々はピアノの先生がレッスンの中で譜面に書き込んでたようなことを、家で練習中にも自分でやってみたというのが始まりでしょうか。譜面に書き込んだことを逐一読みながら演奏、という風には(物理的に)出来ませんが、何かしら目に入れば無意識に演奏に表れるんじゃない?くらいの気持ち。
ちなみにオケのパート譜で色塗りはしません。特に弦楽器の場合、プルトの隣の奏者に変に情報与えさせても悪いですし、客観的な分かりやすさを重視してメモしてます。いずれにせよ目に入って瞬間的に理解できるよう、短いワードや記号を用いるように心がけてます。指揮者の指示も、自分の中で普遍的な言葉に変換して、簡潔に書き込むようにしてます。

 

と、いう感じの自分なりの団指揮勉強法でした。本振りもするとなるとやり方全く変わってくるでしょうし、そもそも勉強に掛ける時間が少ないとか色々改善点はあると思うので、これからも試行錯誤はしていきたいですね。勉強の勉強をしなくては。

 

 

 

 

それはそれとして、勉強中に棒振るだけでも汗だくになるんですよね……無駄に動きすぎなのか、代謝が良すぎるのか……

肉体改造が必要だぁ

 

 

 

 

 

 

あ、おわりでーす

 

おい